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山梨の旅 2004.5       旅のアルバム

旅の始まり@石和/山梨 2004.5
 新宿からJR中央本線の特急に乗りました。東京を抜けると急に山が多くなったように感
じたのは気のせいかもしれませんが、石和に近づくにつれ山が深くなっていったのは確か
です。山梨にはこれまで縁がなく、なんだか遠くに感じていたのですが、時間にして新宿か
ら1時間半くらい、さほど遠くはなかったのですね。
 一応、観光地なのに、人気のないことに驚きました。地元の人の姿が見えないのです。
果樹園で働いている人はいましたが、たった一人で黙々と仕事をしているばかりです。
 たいていの家の庭の隅や玄関脇には、決まって番犬がいました。いかにも「番犬ですぅ」
という顔をした犬ばかりです。通りがかると吠え立てられました。でも、しっぽを振りながら
吠えていました。遊んでほしいのかな?と思って近寄ると、人懐っこい番犬だったりして。
 そんな中に一軒、「マルチーズの子犬 メス 生まれました」とダンボールの看板に書いて
ある家がありました。でも、犬の姿は見えません。家の中にいるのでしょうか・・・?
「ほしければあげます」でもなく、「見たければ見せてあげます」でもなく、ただ
「生まれました」とあります。どんな子犬だろう・・・今どうしているんだろう・・・
誰かに貰われるのかな・・・気になって仕方がありませんでした。

花パーク フィオーレ@小淵沢/山梨 2004.5
 小淵沢駅は、ずいぶん山を登った所にありました。小さな駅でしたが小海線への乗換駅
でもあり、観光客は多かったです。小海線の電車は、さらに山を上って行くかわいらしい
電車でした。機会があれば、いつか乗ってみたいな・・・。
 「花パーク フィオーレ小淵沢」へは、バスもありましたが駅から歩くことにしました。
駅前の観光案内所で道を訊ね、民家の間を抜けて15分ぐらいでした。
 とある民家の庭先に、まだ幼い男の子と女の子が遊んでいました。私たちが通りかかる
と、「人が通るよ」と、近くにいる母親に向かって言いました。
歩いて人が通るのは、珍しいことのようでした。道理で、地元の人の姿を見ないわけです。
 どこの家にも、車が1台、2台と置いてあります。私の住む地域では、車も通勤に使うと
いうことはあっても、たいていはレジャー用?・・・少なくとも、生活必需品とはいえません。
でも、山梨では車は生活必需品のようでした。それでも、排気ガスの問題や駐車場不足の
問題などはなさそうです。
人が生活するってどういうことなんだろ?と、ちょっと疑問が湧いてきました。

体験工房@小淵沢/山梨 2004.5
 「フィオーレ小淵沢」では、いろいろな体験工房がありました。時間もたっぷりあったので、
ドライフラワーのリース作りをしました。お店の人が作り方を説明してくれます。
「花を立体的に並べること」と、コツもえてくれます。
最後のリボンをどの位置に付けようかと迷っていると、お店の人が「こことここの2ヶ所に」と
アドバイスをしてくれました。でも材料の中に、リボンは1つしか入っていませんでした。
そう告げると、すぐにもうひとつ持ってきてくれました。
ふたつのリボンで、バランスがぐっとよくなりました。
 「はい、できあがり」とお店の人に渡すと、「黙々と作っていましたね」と言われました。
そう、私は黙々と・・・でないとできないのです。そして、「とてもきれいにできましたね」・・・
とも。お世辞だとしても、やっぱりうれしいでした。

散策三昧@山梨 2004.5
 「金川の森」 「万葉の森」 「フィオ−レ小淵沢」と散策しましたが、森林浴はやはり
気持ちがいいものでした。とても静かで、聞こえるのは、木々のざわめきと小川の水音と鳥
の鳴き声くらい・・・。突然、目の前に野鳥がいたりしました。私の方は驚いているのに、
野鳥の方は当然でしょという顔でその場にいます。キジのような鳥もいました。ツバメは
たくさんいました。うぐいすも鳴いていました。名前のわからない鳥も、木々の間を
飛び交っていました。こんな中に住みたいなぁ・・・とも思います。でも、私には無理かなぁ
・・・とも思いました。
 どの森も2〜3時間かけて散策しました。疲れは感じなかったけれど、足にはしっかりと
マメができていました。早めに針で水を抜き、バンソウコウを張っておきました。
 普段は都会の中で、いかに緊張しながら過ごしているかがよくわかりました。人が多い
所、車の多い所、騒音の多い所では、無意識のうちにとても緊張しています。そういった無
駄な緊張感がなかったので、2〜3時間歩いても疲れを感じなかったようでした。

ホテルにて@山梨 2004.5
 山梨では、2つのホテルに宿泊しました。1つめは、ホドホドのホテルでした。ここでは、
食事の給仕は、部屋付きの仲居さん?がしてくれます。当然「まずご主人様から」でした。
 2つめのホテルは、結婚式場も備えたちょっと値段も高いホテルでした。ここでの食事は、
レストランで取るようになっていました。私たちは、和・洋・中と鉄板焼きの中から
鉄板焼きのお店を選びました。鉄板焼きといっても、フルコースです。まずは、食前酒から
始まります。それから前菜があって、魚の鉄板焼き、肉の鉄板焼きと続きます。
調理師さんが目の前で焼いてくれるます。調理師さんの手さばきを楽しみながらの食事
です。ここでの給仕は、「必ず女性から」でした。とても気分も良く、お料理もいっそう
おいしくなりました。
 旅の最後の日は、ホテルの窓から甲府盆地を眺めて過ごしました。眼下に広がる山梨の
人たちの生活を想いました。私が経験したことのない生活が、そこにはあるようでした。

おざら@石和/山梨 2004.5
 旅の3日めは、お土産物として有名な『桔梗信玄餅』の「ききょうや」のお店「水琴茶堂」で
食事をしました。「おざら」って何だろう?と言いながら、「旬菜おざら」を注文しました。
「おざら」というのは、ほうとうを冷たくして、つゆにつけて食べるもののようです。
とてもおいしかったです。たっぷりの野菜と麺のおさらの他に、けんちん汁の小さなお椀と、
梅干のおにぎりがひとつつきます。だしが何ともいえずおいしいでした。
若い人や男性にはちょうどいいと思いますが、私には少し量が多かったです。
 ここでは、もうひとつおまけがありました。箸置コレクションです。
手作りの箸置きを、持ち帰ることができるようになっていました。
この箸置を使うたび、山梨を思い出しほうとうを思い出すことになりそうです。

ほうとう@塩山/山梨 2004.5
 「ほうとう」は、これまでも聞いたことはあったけれど、食べたことはありませんでした。まず
第一の?は、何でできているのか、第二の?は、どうやって食べるのかということでした。
「水琴茶堂」で『旬菜おざら』を注文した時も、それがほうとうだとは知りませんでした。
何かちょっと違うなぁという感じはしたけれど、食べている最中もうどんと思っていたのです。
 そのあとお土産物屋さんで見て、さっき食べたのはほうとうだったんだ・・・と。でも、そこで
売っていたほうとうには、味噌だれがついていました。本来は味噌あじで食すものらしい。
旅の終わりの昼食は、塩山駅前のお店でした。小さなお店でしたが、有名人かなにかの
色紙が、たくさん飾ってありました(どなたの色紙はわかりませんでした)。
そこで、本来の山梨の郷土料理「ほうとう鍋」を食べることになりました。
 「これから煮込みますので時間がかかります」といわれ、待つこと20分。
あつあつのお鍋がやって来ました。「おぉ、これがほうとう!?」
大きなかぼちゃが3切れ、白菜、じゃが芋、里芋、人参、ごぼう、しめじ、しいたけ、みずな
・・・どっさりと野菜が入っていました。食べても食べてもなくならないほど、どっさりでした。
冷奴のお皿もついていました。それはとてもおいしい豆腐だったのに、おなかがいっぱいで
食べきれず・・・残念!家でも作れそうな素朴な料理でしたが、おいしかったです。

甘草屋敷@塩山/山梨 2004.5
 旅の終わりに、甘草屋敷を見学しました。
このお屋敷の中は、自由に見てまわることができます。お座敷でお茶を頂きながら、
ボランティアのガイドさんの説明を聞きました。
大きな大黒柱の横の階段は九段あります。縁起の良い奇数になっているそうです。とても
急な階段で登るのが大変でした。
 二階には、昔の生活道具などがありました。お椀が木箱に入れてしまってありました。
(そういえば、幼い頃に住んでいた家でも、お正月用のお椀がそんな風にしてしまって
あったことを思い出しました。)
 甘草は、多くの食品の甘味料として使われているそうです。醤油・味噌・せんべい・チョコ
レートなどの原材料のところを見ると、確かに「甘草」と書いてありますね。
 列車の時間までには間があったので、駅の北側から山に向かって少し歩いてみました。
果物畑と民家のほかは、山しかありませんでした。しばらく行くと、前日に泊まった、甲府盆
地を見下ろせるホテルの窓から眺めていた「塩ノ山」が目の前にありました。
背後も山、山、山・・・。どの方向を向いても山でした。

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